2020年 振り返り

今年も年末がやってきたので振り返る

今年はどういう年だったか?

2020年は良いことも一杯あったが、メンタル的にきつい時期が多かったなぁという印象だ。 新しいxxxというのが多くて、適応に苦戦したというイメージだ。

振り返りのために過去ツイートを眺めてたらこんなことを書いてた。いやー本当に今年は生きてるだけで偉かったと思う。

仕事

今年の初めはフリーランスで手伝っていたロジレスという会社で、色々活躍できたように思う。元々去年までは2社手伝っていたのだが、今年の初めからはほぼここ1社になっていて、やれることの幅が広がり集中できたので、楽しさが増したことが要因だったと思う。 ron4321.hatenablog.com

一方で去年の後半からEMとしてマネジメント一本で戦えるようになっていきたいという思いと、フリーランスという立場だと色んな所で線引きをしなければいけない感覚が煩わらしかったというのがあり、どこかの組織に根を張って活動したいと思っていて、EMというロールで働ける先を探していた。

EMとして働くにしても小さい組織での0->1を作るポジションだと今までとあまり変わらないので、今回は少し規模の大きめの会社でマネージャーとしてのフィードバックをもらえるような組織をもっていそうな会社に行こうかと思っていた。

いくつかカジュアル面談を受けていたら、意外とトントン拍子で話が進んで、4月にはフリーランスでお手伝いしてた会社を終了し、5月からはアカツキのEMとして入社した。

アカツキに入社を決めたのは、フィードバックをしっかりもらえそうだったこと、EMが複数人いて同じ目線で議論できそうだったこと、感情を大事にするカルチャーが好きだったこと、自分自身がゲーム業界の事業ドメインは詳しかったので貢献もしやすそう、PjMの知識や経験が積めそう、というところだった。

入社後は正直、大分苦戦したように思う。苦戦した要因は色々あるが、一番の要因としては、リモート環境で入社した中で信頼関係がうまいこと積み上げられなかったことにあると思う。 人と打ち解けたり、仕事上での関係性を作るみたいな部分はどちらかというと得意な方だと思っているのだが、考えてみると僕のソレはほとんどが物理でのコミュニケーションに依存していたし、リモート環境でどうやって担保すれば良いかは蓋を開けてみるとサッパリだった。色々悩みつつTryしてみたが中々パキッとは解決せず、現況だと時間をかける必要がありそうだと感じた。またチームや組織にとっても全員フルリモートは未曾有のチャレンジであり、そうした状況も複合して難しかったように感じる。 フルリモートワークはとっても難しい。

そういった苦戦はしつつも、CSMの研修を受けたり、ゲームのバージョンリリースのスケジュールやタスク計画を引いてリリースを主導したり、SREエンジニアの採用を要件定義から契約まで一気通貫でやったり、チームと組織に対してオンボーディングに関するフィードバックを行ったりと、楽しい瞬間も沢山あったように思う。

とまぁそんな感じでアカツキでEMやっていきだったのだが、実は11月にアカツキを辞め、12月からロジレスで正社員として働くことになった。

入社して半年程度しか経っていないアカツキを辞めて、ロジレスで働こうと思ったのは、

  • 元々、良い会社があればまたどこかでスタートアップには行きたいと思っていた。
  • 10人くらいのあらゆるものが整っていない今入るのが一番面白そうだった(もう半年たってしまうと面白さが半減してしまうかもしれなかった)
  • 毎週ロジレスのCTOと1on1をしていたので、入ったあとに活躍できるイメージもプロダクトが成長していくイメージもあった。腹を割って話せてたので信頼関係も積み上がっていた。他の経営陣ともちょくちょく話せたので、この人たちとなら0->1の組織を作ってみたいと思った。
  • 経営陣以外の今いるメンバーの人達も好きだし信頼感があった。優しい、利他的、他者や他職種との違いを意識したコミュニケーションをとれる人たちというイメージで、居心地の良さがある
  • ファイナンス面もある程度安心できた(資金調達もできてるし、売上もちゃんとついてきてる)ので、家庭へのリスクも少なそうだった
  • こんな良い状況での転職はまたと無いんじゃないかと思った

といったあたりだ。 一言で言うと「全然辞める気はなかったが、千載一遇のチャンスが来てしまった」からだ。 世がコロナじゃなかったらもっと迷ってたかもしれないし、選択しなかったかもしれないので、本当にただただ入社して半年後にタイミングが来てしまったというだけだった。アカツキはめちゃ好きだし応援してます。

ロジレスではCTOに次ぐ二人目のエンジニアなので、開発もガンガンやるつもりだし採用も組織づくりにも全てに手を出していくつもりだ。やらねばならないことが無限にあるし、課題もいっぱいあるが、着実に対処していけば良い未来が来るのが分かってるので前向きに楽しくやれている。

2020年は転職の決断を2回もしたそんな一年だった。

個人

個人的には、良く本を読んだ年だったように感じる。正確には数えてないが20冊くらいは読んだのではないだろうか。 読んで良かった本としては、

  • 「良い戦略 悪い戦略」
  • 「ザッソウ」
  • 「他者と働く」
  • 「なぜ弱さを見せ合える組織が強いのか」
  • アジャイルな見積もりと計画づくり」
  • 「マンガでわかる認知行動療法
  • 「イシューからはじめよ」

このあたりだ。

特に「良い戦略 悪い戦略」「アジャイルな見積もりと計画づくり」「イシューからはじめよ」あたりは、仕事の役割上、計画を考えることが多かったのもあって学びが多かったように思う。

この二つの記事もとても参考になった。

aboutproduct.jp

megalodon.jp

実際の仕事でも、何か戦略であったりその計画を立てる時には、何が問題であるのかを正しく分析できるかが大きな変数になるので、何か課題を解決したい場合にも何事も現状を正しく把握することから始める。という振る舞いを強く意識するようになったように思う。 「推測するな計測せよ」は名言だなと改めて思った。

「ザッソウ」「他者と働く」「なぜ弱さを見せ合える組織が強いのか」「マンガでわかる認知行動療法」あたりは、リモート環境下でコミュニケーションや信頼関係の作り方に課題を感じていたことがきっかけで読んだ気がする。 細かくは色々あるが、得意な部分も苦手な部分も自己開示していくことが大事だということと、自分の強いところや弱いところを正しく理解することが大事だと感じた。つまるところいかに期待値をズラさない状況を自分の意思を介在させずにつくっていくかということだと思った。

来年はどうありたいか?

来年も公私共に新しいチャレンジが多そうである。ロジレスをめちゃくちゃよくしていきたい気持ちもあるが、同じくらい家庭も良くしていきたい。 きっとバランスに悩むので、関係する人たちと相談をしながらペースを作っていける、そんな状態を作っていきたいと思う。

来年も楽しく働くぞー