CSM(認定スクラムマスター)研修を受けた
CSM研修を受けてきたので、レポと感じたことを書く
なぜこの研修を受けたのか?
- しばらくPMというかスクラムマスターというか、チームをサポートする仕事をすることが増えそうだった
- 会社のEMの人たちがスクラムの話しを良くしているので、その輪の中に入りたいと思った
- 個人としても良いプロジェクトマネジメントとは何か?について考えることが多かったので、良く知っている人たちと議論したかった
- 軽いノリで受けてもいいか聞いたらOKをもらえた
- まだ入社して2ヶ月弱の試用期間も試用期間という身だったので、懐の深い会社で本当にありがたいと思ってる
主な研修内容
受けたのはこの研修で、研修内容としては大きくこんな感じでした。
- 事前学習
- スクラムレファレンスカード
- スクラムレファレンスガイド
- これらの理解度をチェックするセルフアセスメントシート(全25問程度)の記入し、メールで送る
- グループディスカッション/ワークショップ
- スクラムの基礎を理解するためのディスカッション
- セルフアセスメントシートをグループでディスカッションする
- その他いくつかのテーマでディスカッション
- チーム編成や組織編成を考える(コンポーネントチーム、クロスファンクショナルなチームの違いを理解する)ワークショップ
- プロダクトバックログリファインメントのワークショップ
- スクラムレファレンスガイドのクイズを作り、回答するワークショプ
- LeSSを体験するワークショップ
- スクラムの基礎を理解するためのディスカッション
- ワークショップの補足的な説明
- 講師の実体験からの説明
- 動画での説明
- マシュマロチャレンジ(経験主義の大切さ)
- チョコレート工場で作業員がひた隠しにする(局所最適化の弊害)
- etc...
- アフターパーティー(任意参加)
- 研修が終わったあとに時間がある人はどうぞというスタンスのQ&Aコーナー
- 研修内容についてというより、現実世界での悩みに関して有識者に聞く場という感じだった
- 認定試験
- 研修後に行う
- 50問のオンラインテストでちゃんと研修を受けて理解していれば難しくない
- 日本語の翻訳がおかしくて分からない問題が2~3問あった
主に、事前学習で得た知識の理解をディスカッション/ワークショップ、講師からのフィードバックによって深めていく。ということ目的としていそうで、 座学のような時間はかなり短く、ほとんどがグループでのワークショップおよびディスカッションでした。(体感90%くらいはディスカッションでした)
コロナの影響によりオンラインでの開催で、ZoomとMiroを使って実施されています。
感じたこと
- 解像度がグッとあがった
- 用語の理解、各プロセスへの理解、思想、TDDやXPなど他のアジャイル開発手法との関連性などなど
- スクラムは開発手法であり、思想であり、新しい働き方だった。
- プロダクトバックログのリファインメントの難しさ
- 「適切な単位(INVESTが満たされている)」のストーリーを作るということが肝になりそう。なのでリファインメントはかなり重要そう。
- 「適切な単位」を作るには、かなり横断的な知識が求められるのではないか?
- POがスーパーマンを求められる問題が出てきそう
- ここをいかに関係者でサポートするかという課題がありそう
- スクラムは個人的に目指したいものに近かった
おすすめか?
- スクラムについて用語はちょいちょい知ってるけど全体としての解像度はそんな高くない。くらいのレベルの人までにはオススメな気がする。それ以上だとやや退屈かも。
- どの職種の人にとっても普遍的かつ有用な知識だと思うので、エンジニアに限らず、ビジネスサイドの人にオススメしたい。
- この研修では多少エンジニア文脈の話しも出てくるが、大勢に影響は無いと思う
同じ研修を受ける人へのアドバイス
- 事前学習はしっかりしよう
- この研修は事前学習で得た知識の理解を深めることを目的としていそうでした。そのため、事前学習は前提条件になっているので、怠ると明らかに学習効率が落ちそうです。
- セルフアセスメントシートは事前になるべく早めにやって送る
- MJさんがベストエフォートで理解が間違っているところを指摘してくれます。
- (僕は期限ギリギリで送ったので、ベストエフォートの範囲外になってしまったようで、特に指摘はしてもらえませんでしたw)
- 正解を出すことではなく、理解を深めることを目的とする
- 抽象度が高く、前提が定まっていない(正解が無い)ワークショップが多いですが、テスト問題のような形式で出されるのでどうしても回答を出すことや正解を出すことに捉われがちです。
- この研修の目的はスクラムの理解を深めることだと思うので、なぜこの回答が正解とされているのか?などのディスカッションに注力するのが良いでしょう。
- 特に短絡的に正解が出せてしまう問題について議論が発生しづらかったと感じました。
- アフターパーティーに出よう
- より実践的で生々しい内容について聞けます。すでに実践している、しようとしている中で課題を持っている人なんかは、研修内容よりこちらの方が学びが多いかもしれません。
※研修内容が変わる可能性はかなりあると思うので、あてにしすぎない方がよいです!