2019年 振り返り

年末ということで今年の振り返りをしていく。

2019年はどういう年だったのか?

今年は公私ともに色々と新しいことに手を出した年だったように感じる。

仕事

今年の前半戦はクラスター社でGoのAPIを書いてたりterraformを書いたりしていた。ここ数年はSREやマネージャーのような仕事が多かったので、かなり久しぶりにプロダクトのコードを書いたし、そのコードが本番に反映されていくのはやっぱりエモさがあって、プロダクトを作る楽しさってこういうことだよなぁというのを思い出せた気がする。 また、何かと不足を感じるなぁと思っていた書いていたGoも、少しこなれてきたら不足の部分よりも良さの部分を感じることが多く、Goという言語を好きになったのもこのあたりの時期だったと思う。

今年の後半戦は、そんな感じで働いていたクラスター社退職しフリーランスを始めた。

フリーランスでは2社ほど手伝っていて、一つはWebVR/ブロックチェーンなプロダクトを作るスタートアップ、もう一つは物流系SaaSのスタートアップを手伝っている。

WebVR/ブロックチェーンの方は、Webサイトのフロントエンド開発からインフラ環境までの技術的な決定と実装を主な責務として仕事をした(WebVRにもブロックチェーンにもほとんど関わっていない)。 この仕事では、ほぼ0ベースからアーキテクチャを考えたり技術選定をしたり基盤のコードを書いたりしてたので、0->1を作る時の勘所みたいなところは大分経験できた気がする。

また、創業者とは昔馴染みなこともあり、資金調達のためのピッチテックのレビューをしたり、VCに会いに行ってプロダクトの説明をしたり、地味なとこだと会社登記を代行したりとスタートアップ創業者じゃないと体験できない仕事を手伝ったりできたこともかなりいい経験だったと思う。

物流系SaaSのスタートアップの方は、主にAWSインフラのアドバイザリー+週一で手を動かす作業みたいな感じで手伝っていて、DBをAuroraに移行したり、デプロイの自動化の仕組みを用意したり、クエリのチューニングをしたりとSREっぽいことを多くやった。他にもエンジニアの採用の相談に乗ったり、オフィス移転した先の社内ネットワーク環境構築をやらせてもらったりとこちらもいろんな経験をさせてもらったと感じる。時間的にできないのでお断りしたが、プロダクトマネージャーをやってもらえないかという話をいただいたりもして、すごく光栄だった。

こんな感じで2019年は新しいことをずっとやっていた年で、精神的に辛い瞬間も結構あったが、その分エンジニアとしての地力はあがったんじゃないかと感じれる良い年だったと感じる。

個人

個人としても新しいことを始めた年だった。

特にやってよかったなと感じたことは、EOFにボランティアスタッフとして参加したことで、これがきっかけで、EM関連の人との繋がりが増えたりカジュアル面談にお誘いいただいたりと社外の人との輪が広がったと感じる。

開発コミュニティを通して技術的な知見が共有されて多くの課題解決が簡単になったように、EMの知見も共有されて良いチームが増えていく世の中になっていくと最高だと思うので、これからもEM界隈には何かしら貢献していきたい。

また、最近、ブログを書き始めたり、Githubに些細なコードをpushしてみたりとパブリックな活動をし始めた。

元々長いこと同じ会社で働いていたのもあり、知識や知見の共有は社内のドキュメントで満足していたし、そもそもネットの世界に対する心理的安全が0だった(間違った情報を出してしまったり、自分の意図をうまくつたえれなかった時の面倒さを考えると億劫で仕方なかったしそれを押してまで発信したいものは無かった)ので、特にパブリックな発信はしてこなかった。

ただ、転職したり手伝う会社が増えていく中で、あのノウハウ、あそこの会社のドキュメントツールにまとめたけど、(当たり前なんだけど)見れねー詳細に思い出せねーみたいなことが発生し始めて、これは会社だけじゃなく個人にも紐づけるようにしなきゃいけないなと強く感じ始めた。 なので、最初は個人で使っているesaにアウトプットするようにしていて、しばらくはそれで満足していたのだが、人から見られないところにアウトプットしているとどうしても雑になってしまうのと、自分はエゴサーチビリティが低い(スキルやパーソナリティが分かるような情報がネット上に少ない)なと感じたこともあり、少し勇気を出してパブリックな場所にアウトプットをしはじめた。 負荷になりすぎない程度にボチボチ継続していければと思う。

来年は?

来年は、

  • EMとして良い感じに仕事をする
  • 英語を結構本気で頑張る
  • 今のアウトプットを継続する

の三本柱でいこうと思います!